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小迫 和明*; 今野 力
Journal of Nuclear Science and Technology, 37(Suppl.1), p.475 - 478, 2000/03
3次元Sn計算コードTORTを用いた計算でのレイエフェクトを解消するために、TORT用の一回衝突線源計算コードFNSUNCL3を開発した。基本的な考え方は2次元SnコードDORT用の一回衝突線源計算コードGRTUNCLと同じであるが、コーディングは独自に行った。FNSUNCL3の特徴は、(1)x-y-z座標系の形状だけ取り扱うことができる、(2)複数の線源を設定できる、(3)TORTの入力データと共通である部分を省略することができる、(4)サブメッシュ分割機能により非衝突線源の精度を高めることが可能、等である。このFNSUNCL3で計算された一回衝突線源をTORTで使用できるように、TORTコードの修正も行った。テスト計算として、ボイドのある簡単体系で1群計算を実施した。計算結果にはレイエフェクトは現れず、また、理論解析、MCNP計算と10%以内で一致し、本計算システムの妥当性を確認した。
林 克巳*; 半田 宏幸*; 今野 力; 前川 藤夫; 前川 洋; 真木 紘一*; 山田 光文*; 阿部 輝夫*
Fusion Engineering and Design, 28, p.525 - 533, 1995/00
核融合装置の遮蔽設計に用いられる設計コードと核データの検証に遮蔽ベンチマーク実験は非常に有効である。効果的な実験体系を選定するためには予備解析が重要になる。今回、FNSで計画されているボイド実験、補助遮蔽体実験、超伝導電磁石(SCM)模擬実験について予備解析を行った。予備解析ではGRTUNCLコードにより作成された初回衝突線源を基に二次元輸送計算コードDOT3.5を用いた。群定数はJENDL-3から作られたFUSION-40を使用した。ボイド実験ではボイドの形状・サイズ・配置について検討し、補助遮蔽体実験では補助遮蔽体候補のBC/Pb、W、BC/Wの厚さと配置について調べた。また、SCM模擬実験では液体ヘリウム及びSCMの組成を実験的にどのように模擬したらよいかを検討した。これらの検討結果を基に、検出器の効率及び測定時間を考慮して最終的な実験体系を決定した。
佐藤 聡; 真木 紘一*; 関 泰; 高津 英幸; 森 清治*
Proc. of the 8th Int. Conf. on Radiation Shielding, 0, p.946 - 953, 1994/00
核融合実験炉の第一壁等の冷却水は、運転中放射化され、強力なガンマ線源となる。これらの放射化冷却水は、クライオスタット等の外側まで導かれており、敷地境界での線量当量率を増大させる重要な因子である。そこで、放射化冷却水からのガンマ線による、敷地境界でのスカイシャイン線量当量率及び建家天井の遮蔽性能を評価した。誘導放射能計算コードCINAC、一回衝突線源計算コードGRTUNCL、及び二次元SコードDOT3.5を用いて、スカイシャイン解析を行った。天井の厚さを200cmとした場合、1年間の連続運転で、国際熱核融合実験炉(ITER)で想定している敷地境界(建家からの距離が1000m)での線量当量率は約5Sv/yとなり、ITERでの暫定的な基準値100Sv/yを満足する事が判った。また、建家から約250m離れる毎に、スカイシャイン線量当量率は1桁減衰する事が判った。天井の厚さ約45cmで、線量当量率は、1桁減衰する事が判った。